2025年7月24日(木)、九州算数・数学教育研究(宮崎)大会にて宇佐見が講演会を行った。

「日本のひなた」宮崎県で100名を超える数学教員に向け「教室の外にも、授業は届く」というテーマで60分間熱い講演をお届けした。
2020年、コロナウイルスによって不要不急の外出を制限された我々は、改めて教育の在り方を考え直す。緊急事態宣言の発令により多くの学校はお休みになった一方で、子供たちの学びはやめてはならない。その時に広く浸透したのが、オンラインの教育だった。

PASSLABOが広く知れ渡ったのは、コロナウイルスのおかげであったと言っても過言ではない。2019年5月1日に宇佐見天彗が室長となり始動した「PASSLABO in 東大医学部発「朝10分」の受験勉強cafe」は2025年7月現在でチャンネル登録者数38万人を超えるが、その大半が2020年~2021年、つまりコロナ禍の時に登録いただいている。
オンライン。オンデマンド。いつでもどこでも好きなタイミングで学べる。
これらが時代とご時世とたまたま重なり、我々は教育系YouTuberとして認知されるようになる。「教室」という学校現場以外でも、「YouTube」というプラットフォームを通じて授業を届けることを身をもって体感した。
ただ、これらはどちらか片方だけではバランスが崩れてしまう。例えば、昨今のイベントは対面参加とオンライン参加のハイブリットが主流になっているように、塾の夏期講習や学校の補修等でもハイブリット制が選択されるようになっている。「家で享受したい層」があれば、「実際に足を運んで生で享受したい層」もある。いつの時代も、人と人との触れ合いは崇高なものである。

教室の外にも、授業は届く。
「受験のリアルで泣きました…」
「全パターン解説の動画見ました!」
そういったお声を聴くたびに背中が伸びる。まだまだ頑張ろうと思える。
たとえ僕らの声が届かなくなったとしても、僕らの想いは恩送りし続ける。