「捨てる、受かる。」
そう、安仲は生徒に語りかける。
2024年10月9日(木)。千葉県八千代松陰高等学校にて講演会をおこなった。AEMコースの2年生に向け、約1時間半という貴重な時間、安仲は「大学受験における捨てることの重要性」を熱く語った。
現代人は皆「情報過多」の中生きている。スマホを開けば噓偽りのポストが流れてきて、フェイクニュースに罵詈雑言、自分の人生に全く関係のない芸能人の戯言にまで首を突っ込む。
現在人は皆、抱えすぎた。情報しかり現物しかり、本当に必要なものといらないものを分別できないまま雑念だらけになってしまった。それでは、重大な決断をする時、志望校を決める時に判断に迷う。最悪、全てを捨てきれず不必要な荷物を一生抱えて生きていく。
では、何をすべきか。
「捨てる」ということ。誰にも何にも期待しないということ。
決して簡単なことではないが、確かに人生単位で必要なことのように思う。捨てない人は多くの荷物を抱えて生きることになる。「勉強を頑張ろう」と思っても漫画だらけの部屋では集中できないように。「今が踏ん張り時だ」と思ってもSNSや友達との通話で時間を浪費するように。
捨てる勇気を持つことが、現代人には求められるのではないだろうか。
PASSLABOメンバーの水島は、自身の受験体験も踏まえながら「模試に向けた勉強戦略」について熱く語った。高校2年生の秋は進研模試、共通テスト同日に向け逆算すること。目標から逆算することの大切さを伝えた。
講演直後のアンケートでは様々な声をいただいた。
「今日からスマホを極力禁止しようと思います」
「増やすよりも減らす方が行動に取り組みやすいです!」
「直近で受ける模試に向けてどう合わせていくかがわかりました」
講演会とはサイズの大きい話をする場ではない。
相手へプレゼントを渡す場だ。
付き合って1週間でダイヤの指輪をもらっても、重たくて受け取れない。
相手に合わせた、サイズに合ったプレゼントこそ嬉しいのだ。
明日一歩を踏み出せる内容を。
明日、今日と違う自分に出会えるように。