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【合宿】サリヴァンキャンプを開催しました。

才能とは何だろう。

100mを9秒台で走ること。200cm以上の巨体を生かしてプロバスケプレイヤーとして活躍すること。どちらも先天的な影響が大きいように思う。確かにここで言う「才能」は生まれ持ったものの恩恵で決まるものが多いのかもしれない。

ただ、大学受験はどうだろう。

地方の公立高校から現役で東京大学へ進学すること。東京大学理科二類から医学部医学科へ進学すること。どちらも類まれなる「才能」を持って生まれたものが成し遂げることのように思えるが、全く違う。失恋して挫折して未熟だった小さな小さな少年が、世の中の当たり前を変えた、奇跡の物語。

宇佐見天彗が辿った数奇な運命とは。そして、彼自身に備わる「才能」とは。


2024年7月。年間10以上の勉強合宿を開催する株式会社RGBサリヴァンが主催となり、弊社と協力して「サリヴァンキャンプ」という合宿が開かれた。

参加生徒は総勢60名以上。東大や京大をはじめとする「最難関大志望者」が集まるグループが7/23~7/26に開催され、旧帝大や早慶を中心とする「難関大志望者」が集まるグループが7/29~8/1に開催された。

講師は弊社から宇佐見が、RGBサリヴァンからは合宿運営担当の伊藤や数学講義担当の平田が参戦した。普段はYouTube上でしか出会えない宇佐見を生で見た生徒は、多種多様なリアクションを見せてくれた。泣いて喜ぶ姿があれば実物を己の目で焼き付ける方もいた。


コンセプトは「才能を手に入れる」。全国各地から集まった志高い参加者と3泊4日の勉強合宿を通じて、他者の良さを認識し、己に眠る才能を受容する。才能=天才のみが持つものという認識が世間一般にはあるが、合宿最終日にはそれぞれの内で「才能」の定義が変わる生徒が多かった。

主な内容は数学と英語。大学受験において必須となる2科目を幹とし、思考のフローチャートや学びの地図を会得していった。例えば、数学では「最大最小問題」というテーマで思考のフローチャート作成を行った。1変数ではどうするか、2変数ではどうするか、次元量や文字固定に着目するとどう変形できるか、など多様なアプローチ法を学んだ。学校では学べない内容もここサリヴァンキャンプで楽しく学べることが本合宿の魅力であると言えるだろう。

「普段は意識していなかった次元量に注目することを新しく学べた。今後の青チャート演習で必ず意識していきたい」「step1の問題で詰まることが多く、基礎が定着していないことが分かった。これからの勉強で基礎基本のインプットを行いたい」

合宿終了後の生徒アンケートでは上記のような回答が見られた。1つの問題を通して複数解法があることに魅力を感じたり、stepごとの繋がりを感じられ自分がどこで躓いているのか認識しやすかったり、3泊4日の学びは予想以上に大きなものであった。

中にはこういう感想もあった。

「後輩の〇〇に負けたくない。現時点で数学が相当できたので来年が恐ろしい」「同じ志望校を目指す△△さんと友達になれた。離れていても頑張れる仲間が作れて本当に良かった」

勉強面だけでなく、仲間やライバルとの出会いも本合宿の魅力であると言えるだろう。受験生に限らず、高1,2生も参加可能であったため、後輩で賢い生徒がいた時の受験生の焦りようは凄まじかった。「上には上がいる」ことを痛感し自分の階層を見つめ直す、良い意味でも悪い意味でも数奇な出会いだったのではないだろうか。


ここで、冒頭の問いかけに戻る。「才能」とは、一体何なのだろう。

人はしばしば先天的な特性、能力を「才能」と呼び、それらを持ち合わせる者を「天才」と呼ぶ。世間は皆、才能が好きだし天才が好きだ。大谷翔平は誰しもが好きだしアインシュタインだってきっと好きだ。「あの人はいいな」「あの人みたいになりたかった」とマイナスな言葉を吐いて、自己嫌悪に陥る。現代の若者はその連鎖にいる。

果たして、先天的な能力のみを才能と呼んで良いのだろうか。

宇佐見天彗は1996年3月1日に香川県の小さな街で生まれ育った。幼い頃から身体が小さく、合唱部ではいつも一番前に立ちソプラノパートを歌っていた。高校1年生の時に失恋し、偶然「ドラゴン桜」という漫画に出会う。「東大は簡単だ」という言葉に感化され、自分でも東大に行けるんだと自己洗脳する。東大に受けるためにはどうすれば良いか、どの科目を強みにすべきか。周りに流されず自分で取捨選択をして、自分の人生は自分で決めることの大切さを受験勉強を通して学んだ。

結果、彼は地方公立高校から現役で東京大学理科二類に合格した。街は大喜び、家族は泣いて喜んだ。彼の壮絶な受験体験は「受験のリアル」という動画で語っているので、ぜひ見てみてほしい。

■東大合格までの受験のリアルをお話しします
https://youtu.be/zsH4dbGWEZs?si=i6RYFpKzAVrmCD3F


彼の人生から何が言えるか。

それは、才能とは先天的なものではないということ。後天的にも身につけられるということ。

当然の話、宇佐見が東大に受からなかった場合、彼は「才能がある者」と呼ばれず人生路頭に迷っていたかもしれないのだ。結果を出して初めて「才能のある者」「天才」だと言われる資格を得る。彼は「東大現役合格」という結果が花開いたおかげで、才能が手に入った。

大谷翔平がメジャーで結果を出さなかったら恐らく「日本止まり」と言われたであろうし、アインシュタインが相対性理論を生みださなかったら「ただのおじさん」と言われたかもしれない。

結果を出して初めて天才になれる。ならば、未だ天才でないあなたは「まだ結果が出ていないだけ」である。これから成し遂げる結果を持って初めて「才能」を手に入れられる。天才になれる。

たったの4日間で天才になれる合宿なのではない。「才能」の本質に他者とのコミュニケーションを通じて気づき、差異を認識し、自分というただ一つの生命を形成すること。YouTubeでは学べないリアルな学びや刺激を通じて、教育基本法が目指す「人格の完成」に近づけるのが、サリヴァンキャンプという合宿だ。


あなたはこれから何度も挫折しへこみ自己嫌悪に陥る。ただ、その度に唱えて欲しい。

まだ終わってない。

共通テストが終わるその日まで、2次試験終了の鐘が鳴る終わるその瞬間まで、まだ終わってない。限られた時間を大切に後悔ないように。いつか手に入れる「才能」が、あなたに宿るその日まで。

あなたは既に、才能を持っている。

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